LEDランプへの取替費用は修繕費になる?

X社は事務所と工場の蛍光灯をすべてLEDに取り替えました。 総額200万円でしたが、これを全額修繕費として処理したところ、後日税務調査があり、これは資本的支出であり資産計上すべきとの指摘がありました。LEDランプへの取替費用は修繕費にはならないのでしょうか。


判断ポイント

蛍光灯をLEDランプに取り替えることで、節電効果や使用可能期間などが向上しているため、価値が高まり、又その耐久性を増しているとして資本的支出に該当するのではないかとも考えられます。

しかし、蛍光灯(又は蛍光灯型LEDランプ)は、照明設備(建物附属設備)がその効用を発揮するための一つの部品であり、その部品の性能が高まったことをもって、建物附属設備として価値等が高まったとまではいえないと考えられます。

 (法人税法施行令第132条、法人税基本通達7-8-1、7-8-2)
 

結論

今回の事例の場合では、修繕費としての損金処理が可能だと考えられます。


※ ただし、新たに照明を増設するような場合や、配電装置そのものに改良工事等を 行ったような場合は建物付属設備の価値等を高めることになるり、資本的支出となる場合があるので注意が必要です。


利益が見込まれる年に取替工事を行えば、節電と合わせて、節税効果も見込まれます。