なぜ大半の中小企業はうまくいかないか?


「倒産や廃業に追い込まれる企業の大半は、同じ間違いに気づかないまま経営している。その間違いとは、事業の中心となる専門的な能力があれば、会社を経営する能力があると思いこんでいることにある」

アメリカで20年間コンサルティングを行ってきたマイケルE・ガーバーは
自分の著書でこう記しています。

 

つまり

・料理が得意ならば、飲食店を経営できる。
・髪を切ることができれば、理容室、美容室が経営できる。
・弁護士、税理士などの資格を取れれば、事務所が経営できる。
・営業力があれば、保険代理店を経営できる。
・建設会社勤務の経験を活かせば、建設会社を経営できる。
・プログラムの技術や知識があれば、システム会社を経営できる。

 

世間一般論として、「前職などで身に付けたスキル(知識や経験)」を活かして独立することは好ましいとされています。しかし、その考え方が間違っているのです。
なぜなら、「前職などで身に付けたスキル」によって裏打ちされたプロ意識とは、
あくまで「職人としてのプロ意識」であって、「起業家としてのプロ意識」とはまったく異なるものだからです。独立したいという人の大半は「起業したい」という熱に浮かされた職人として働いているに過ぎません。

 

ガーバーはこういっています
「起業家は事業を作り、職人は仕事を作る」
社長というものは事業を作らなければなりません。

 

「職人」と「起業家」の違いをまとめておきますと
①職人は「何の仕事をするべきか」を考え、起業家は「事業が成功するにはどうするべきか」を考えます。
 職人にとって、会社は自己満足のために好きな仕事をする場所であり、その結果として収入がもたらされます。
 起業家にとって、会社はお客様に価値を提供する場所であり、その結果として利益がもたらされます。
②職人の視点は細部にこだわりがちですが、起業家は全体を見渡すような視点をもっています。
 職人は不確実な将来に不安を抱きながらも現状維持を願います。
 起業家は最初に会社の将来像を確立したうえで、それに近付くために現状打破しようとします。

つまり、職人の視点と起業家の視点とは「全く逆のアプローチ」であるということです。
社長が職人の視点をもったまま起業家になろうとすると大半が失敗に終わるという理由がここにあります。

経営改善


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